冬篇 春篇 夏篇 秋篇
わたし、いかわさくらのプロモーションビデオができました。

何気ないけれど、あたたかくてかけがえのない日常がここにはあります。

わたしから、あなたへ。
あなたからまたほかの誰かへ。
想いを伝え、文化を繋ぎ、
また新しい季節の訪れをともに喜び、微笑み合う。

見ることで、心の奥にあるあなただけの故郷に帰ることができる、
そんな作品となりました。

大事な場所、大好きな人、大切な記憶に思いを馳せて。
「かえろう、いかわまち。」
ぜひ、ご覧くださいね。

はじめまして。いかわさくらです。

はじめまして、わたしは〝いかわさくら〟です。
みなさんには「井川町」として知られていますね。

1955年、わたしは秋田県の美しい桜の町、ここ井川町で生まれました。
空はどこまでも広く、大地には豊かな田園が広がっています。
たくさん稲を育てているので、わたしはほぼお米でできている⁉…
と言ってもいいかもしれません。
町で暮らしている人は、4500人ほど。
コンビニも一軒だけですが、困ることなんてありませんよ。
ゆったりと流れる時間のなかで、
大好きな人たちといっしょにのびのびと暮らしています。

わたしのことをたくさん知ってほしいので、
好きなことやお気に入りのものについて少しお話しさせてください。

いかわさくらの好きなもの、まず1つめ。

それはゆったりと広がるこの大地や空、
そしてそれらを色とりどりに輝かせる四季です。

はわたしにとって淡い〝ピンク〟色の世界で、
ハラハラと風に舞う桜にいつも心を踊らせています。
にわたしを癒してくれるのは、胸いっぱいに吸い込んだ緑と土の香り。
夏雲が広がる〝青〟い空と〝緑〟の田園風景のコントラストは、
思わずかけ出したくなるほどの美しさです。
は、大地が〝黄金色〟に輝く実りのとき。
どこまでも広がる田んぼに立って耳をすますと、
虫たちの声や風にゆれる稲穂の音が聴こえてきます。
この土地の豊かさ・力強さ・やさしさを感じることのできる、わたしの大切なひととき。
は、一面が雪で覆われて〝白〟の世界に包まれることも。
長く厳しい季節となりますが、ここには美味しいものがたくさん!
特に冬の鍋は格別で、寒さを吹き飛ばすポカポカ鍋を毎日つくっています。

いかわさくらの好きなもの、2つめ。

何かをつくること。
食べることが大好きなので、作物を育てたり、
お料理をつくったりするのも得意なんです。

お米を育てるのはもちろん、枝豆やかぼちゃなども愛情を込めて育てます。
秋に収穫した新米からは、「だまこ」「きりたんぽ」をつくりますよ。
だまこと地鶏、セリを入れた「だまこ鍋」はわたしの大好物!
もち米としそを漬け込んだ「ままづけ」なんかも手づくりです。
この町でとれたお米でつくった「桜名月」というお酒といっしょにいただくのがわたしの定番。
夏には、お米の粉と酢、砂糖を使った甘酸っぱい「あさづけ」をよく楽しみます。
デザートやお茶請けとして、地元の女性に親しまれているメニューなんですよ。

いかわさくらの好きなもの、3つめ。

ワクワクすること!

スポーツ、音楽、美術、
そしてなんと言っても映画。
歌ったり踊ったりも大好き。
音や空間に身を任せて自由に表現するのって気持ちいい!
すぐに子どものようにはしゃいでしまうからか、
よくちいさい子や動物に懐かれます。
あ、でもわたしは永遠の30代ですよ!

いかわさくらの好きなもの、4つめ。

それは、日本国花苑。
わたし〝いかわさくら〟を象徴するような、広くて穏やかな桜の美しい公園。

名物の桜をはじめ、芝生広場やテニスコート、バラ園、遊具などもあるんです。
ここに来れば、わたしの好きなことがたくさん楽しめちゃう!
キャンプ場やお風呂までそろっていますよ。
苑内には彫刻がそこかしこにあって、
アートを楽しみながらゆったりと散策ができます。
鳥たちが憩う池や苑内を見渡せる高台があって、眺めのよさが自慢です。

のんびりピクニック気分で、苑内を一周…なんていうデートの思い出も。
年配のご夫婦がそろってウォーキングをしているのもよく見かけます。
ここはみんなの憩いの地なんですよ。

いかわさくらの好きなもの、それはつまり・・・

とにかく楽しいこと全部!
人が好きで、誰かが笑ってくれるのが大好きなんです。
たくさんの人と、さまざまな文化と出会って、
わたしというものが形づくられてきたように思います。
いつもニコニコ笑っている、
ほがらかであたたかいお日さまのような。
そんな存在に、そんな町に。
わたしはなりたいと思っています。
ここで、わたし〝いかわさくら〟と、
つまり「井川町」といっしょに、
遊び、暮らし、そしてステキな夢をみませんか。